B型肝炎訴訟体験談
VOICE 41
荻谷 叔子さん(仮名)
女性・ 慢性肝炎
もう諦めておりましたが、折田先生に「諦めない方が良いですよ」と言われて、もう一度訴訟してみようと思いました。
B型肝炎ウイルスへの感染を告げられた時はどのような気持ちでしたか
最初にB型肝炎ウイルスの感染を告げられた時は、昭和X年6月、最初の妊娠検査で告げられ、輸血や手術も経験なしでしたのでどうして自分がキャリアなのか驚きでした。
これからの出産、母子感染や人生の不安でいっぱいでした。
B型肝炎の症状や治療で苦しかったこと,辛かったことはありますか
発病したのは、平成X年の8月頃。夏バテかなと疲れが出てきまして、毎年2回採血していたので、いつものように採血した所、GOT、GPTが高くなっていました。前回までは異常なしでした。
一度目は、11月1日~28日まで、ロフェロンA300万単位注射しました。高熱(39度)と吐き気で食欲なし、髪の毛が抜けました。だるさもあり。
二度目は1年後にロフェロンA900万単位半年ぐらい注射しました。うつ状態はなしです。
治療以外で苦しかったこと,辛かったことはありますか
私は、ピアノ講師で、自宅で生徒さん達教えていましたが、体調が悪く、自分のピアノ練習もままならず発表会で引くのが大変でした。B型肝炎で治療中なのは、皆さんに内緒にしていたので、特に差別、偏見はありませんでした。
家族との関係では、ちょうど父母の介護をしていたので、疲れやすく大変でした。
B型肝炎給付金訴訟を知った経緯をお教えください
東奥日報のチラシで知りました。前から知っていました。
B型肝炎給付金訴訟の進行に関するご意見はありますか
最初に、折田裕彦先生の面会を受けました時、「諦めないで頑張りましょう」と励まして下さって、嬉しかったです。国の対応も認めて下さり、感謝しています。
折田先生のお陰です。国も、これから皆が完治出来る新薬を研究して早く発売して戴きたいと思っています。
和解した時はどのようなお気持ちでしたか
和解のお知らせが来た時は、本当に嬉しくて、信じられなくて、涙が出てしまいました。
B型肝炎給付金訴訟に関する国の周知・広報活動についてご意見はありますか
テレビ等で良く見ますので、今まで通りで良いと思います。
今不安に感じていることはありますか
N大学付属病院で、通院して30年になります。
現在は、B型肝炎専門医のI先生で、治療してウイルスも未検出になり、肝機能も良好で、元気に暮らしています。現状維持出来ると良いです。治療費は補助(難病)を戴いていて助かっています。
他の被害者の方に向けてのメッセージやお書きになりたいことがありましたらご自由にお書きください
折田裕彦先生
この度は特定B型肝炎ウイルス給付金を戴き、ありがとうございます。私は以前、別な法律弁護士さんの所で母のカルテが無いので断られ、もう諦めておりましたが、折田先生に「諦めない方が良いですよ」と言われて、もう一度訴訟して見ようと思いました。担当医のI先生も心良く書類を書いて下さり、皆様に支えて戴き、この日を迎える事が出来本当に感謝しております。これからもお世話になることもあると思いますのでその時は宜しくお願いします。
※一部特定を避けるために名称等変更している箇所がございます。