B型肝炎訴訟体験談
VOICE 02
久住 佳江さん(仮名)
女性・ 慢性肝炎
手続きが大変とか色々と悩み、
長い間考えていましたが、
今終わって見て本当にして良かったと思います。
B型肝炎ウイルスへの感染を告げられた時はどのような気持ちでしたか。
子供の妊娠の時の検査で初めて告げられて、頭が真っ白になりました。親や姉達はないので、何で私だけって思いました。悲しみより真っ先に将来の不安でいっぱいでした。
B型肝炎の症状や治療で苦しかったこと、辛かったことはありますか。
幸いにも症状は苦しいことも今のところはないですが、精神的に休まる事無く、ずっと不安でいっぱいです。
治療以外で苦しかったこと、辛かったことはありますか。
結婚して妊娠してからわかったので、仕事はやめてましたから偏見とかはないですが、それでも知り合いとかには当然言ってないので、ずっと心がすっきりしませんでした。
B型肝炎によって失ったものはありますか。
具体的にはないかもしれないけど、ずっと不安に思い、心のやすらぎが失ったかもしれません。
B型肝炎給付金訴訟を知った経緯
テレビのニュースで知り、ずっと迷っていて、電車の中(地下鉄)の広告で決心しました。
B型肝炎給付金訴訟の進行に関するご意見
訴訟は大変だと思っていましたが、実際やってみて本当に大変でした。もっと簡単に進んだらもっと多くの人が決心するのではないでしょうか。
和解したときの気持ち
弁護士さん達のご尽力で無事和解が決まった時は本当に嬉しく思いました。正直書類等の集めに大変な思いでしたので良かったです。
B型肝炎給付金訴訟に関して国の周知・広報活動に関して
私でも、テレビのニュース、新聞、電車の広告等で知ったのでけっこう知られていると思います。
今不安に感じていることはありますか。
やはり病気の進行です。今は慢性肝炎で薬でウイルスを抑えていますが、いつ肝硬変、肝がんになるかと将来がとても不安です。それと治療費の負担も助成金があるとはいえ、薬が高く、年齢的にもこれからもっと他の病気で医療費が増えていくと思い、病気、治療費共に不安です。
他の被害者の方に向けてのメッセージ。
私も、訴訟したら人に知られるのではとか、手続きが大変とか色々と悩み、長い間考えていましたが、今終わって見て本当にして良かったと思います。お金をいくらもらっても肝炎は一生治らないけど、少しは気持ちが落ち着く気がします。
その他に何かお書きになりたいことがあったら自由にお書きください。
肝炎は一生治らないけど、現実を受け止め、病気とうまく付き合って行こうと思います。訴訟をした事で少し自分も強くなれたように思います。迷っている人も一度弁護士さんに相談される事をお勧めします。弁護士の先生方本当にありがとうございました。