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感染被害者の声

B型肝炎訴訟体験談

B型肝炎訴訟体験談

VOICE 05

堀田 信一郎さん(仮名)

男性・慢性肝炎

まずは自分が対象者なのか、
それを調べてみるだけでもよいと思います。
今のままでしたら間に合わなくなります。

Q1B型肝炎ウイルスへの感染を告げられた時はどのような気持ちでしたか。

会社の定期健診の後、通知が有り、血液センターに呼び出されてB型肝炎ウイルス感染を告げられました。同時に今後「輸血はお断りします」と言われました。少しでも社会に貢献したいという気持ちがありましたので、「お断りします」といわれたのはショックでした。 その後B型肝炎がどんなものかという知識も得、肝硬変、肝ガンと進行する可能性が高いこと、またウイルスを完全に消すことが出来ないことなどを知っていくに連れ徐々に畏れも強くなっていきました。

Q2B型肝炎の症状や治療で苦しかったこと、辛かったことはありますか。

幸い治療自体で苦しかったことはありませんが、肝炎と診断される前は、毎日がけだるく休みの日に子供と遊ぶ気力もないこともありました。嫁からはだらしないとか子供への愛情が足りないのではないか?という言葉を投げかけられ、夫婦仲も悪くなることもありました。
それだけが理由ではありませんが、現在は別居しております。

肝炎と診断された頃、医者の先生からは「若い頃、体の中でウイルスが大分暴れた跡がある」といわれ、子供が幼かった頃の全身のけん怠感を思い出し、あの頃だったのかと思い当たることがありました。

Q3治療以外で苦しかったこと、辛かったことはありますか。

家族との関係の悪化は、Q2で述べた通りです。
また、家内からは「子供のこともあるので、他人に言うな」と口止めをされました。もしかしてよき理解者であるはずの家内からの偏見。これが一番つらかったことかも知れません。
幸いにして、差別的な言動は他人からあびたことはありませんが、気付かなかっただけかもしれません。
健康診断結果を知る立場である会社の人事関係者から大きな声で「B型肝炎ウイルスを持っているの?」と言われた時、どんな顔をしてよいのか困ったことがあります。

また、お酒は医者からとめられておりますが、社の歓送迎会や忘年会などでお酒を断るたびに「肝臓が悪いのか?」「肝炎?」などと聞かれるのは正直辛く感じたこともありました。(今はもう慣れましたが・・・)

Q4B型肝炎によって失ったものはありますか。

医者から、アナログ製剤(バラクルード)を一生飲み続けるように言われております。これも幸いにして、服用しはじめた時は、二人の息子が出来た後でしたが、「服用すると子供を作ることは出来ない」と言われ驚きました。
私は子をもうけた後でよかったのですが、もっと若い人はどうなのだろうと気の毒に思います。

また、前述のように、直接的な原因ではないとは思いますが、夫婦仲が悪くなっていったのは、B型肝炎が私にもたらした最大の不幸だったかも知れません。

そして、アナログ製剤は、とても高い(私にとって)薬であり、死ぬまで飲み続けるのは「毎月必ず一万円は出費する」ということに他なりません。
私は、賠償金を受ける目処は立ちましたが、他の同じような立場の人はどうでしょうか。生命保険の加入も断られ、経済的な負担は大きいと思われます。

Q5B型肝炎給付金訴訟を知った経緯

テレビのニュースで訴訟のことを知りました。しかし、どこか他人ごとのようなイメージがあり、当事者意識は欠けておりました。
たまたまおいっ子が自分の母のこと(私の姉)を心配し、法律事務所のかたに電話をかけてくれた事が訴訟のこと、提訴の段取りなどを知るきっかけとなったのです。

Q6B型肝炎給付金訴訟の進行に関するご意見

弁護士のかたは大変よくしていただけたと思います。また、今となっては国や政府をうらむものではありません。ある意味、その時の国の対応を責められるのかという気持ちも正直あります。
ただ、国の給付制度が決まった上は、迅速に認定しないと、私はよいのですがすでに肝硬変やガンとなっているかたは大変お困りだと思います。お気の毒すぎます。

Q7和解したときの気持ち

ほっとしたというのが正直な気持ちですが、今後病気の進行に対する恐怖も正直ございます。決してお金をいただいたとは言え、この恐怖がなくなる訳ではありません。また、この給付金は、税金、国民の血税から支払われていると思うと、声高に知人に言うわけには参りません。
書類をお願いしたお医者様からもちょっと「税金からお金もらえてよかったね」というニュアンスのことを言われて困ったこともありました。

Q8B型肝炎給付金訴訟に関して国の周知・広報活動に関して

正直まだまだ足りないと思います。対象者、該当者が知らないが故に、またかなりの手続きの煩雑さという気持ちから泣き寝入りする人も多いのではないかと思います。
もう少し周知させて頂きたいとは思います。

Q9今不安に感じていることはありますか。

前述のように、死ぬまで毎月1万円は必ず負担しなければなりません。高価な薬だからです。もちろん、1万円を超えると国が負担して頂けるのはありがたいのですが、この後、定年を迎え、年金生活の中で必ず1万円出費しなければならないと思うと気が遠くなります。
また、生命保険の加入も出来ず、とても不安に思っています。病気の進行による治療費は今回の給付金に頼るしかありません。そう考えると、とてもじゃありませんが、この給付金では足りないのではないか・・・そんなことも考えます。

Q10他の被害者の方に向けてのメッセージ。

現在法律事務所のTVCMや、ネットのCMバナー等しか背中を後押ししてくれるものはないように感じます。
まずは自分が対象者なのか、それを調べてみるだけでもよいと思います。今のままでしたら間に合わなくなります。国は制度(特措法)の延長をするべきですが、皆様も急いで頂きたい。

Q11その他に何かお書きになりたいことがあったら自由にお書きください。

法律事務所の皆様には長い間お世話になったことを感謝いたします。
私も食事や体調の管理に気をつけます。今となっては、誰を恨むではありませんが、このような不幸な事が二度と起きないよう、国も注意を払っていただきたい。エイズ(血液製剤)のことも然りです。