法律事務所ASCOPE
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感染被害者の声

B型肝炎訴訟体験談

B型肝炎訴訟体験談

VOICE 08

井堀 秀樹さん(仮名)

男性・無症候性キャリア

やると決めたら、諦めないでやって欲しい
壁に突き当たっても何とか道はあるはずで、途中でgive upするのが一番非効率でもったいない

Q1B型肝炎ウイルスへの感染を告げられた時はどのような気持ちでしたか。

晴天の霹靂であった。スポーツをしたり、何かに夢中になっている時以外は、小さいころより体がだるかったことに納得がいったことを覚えている。単に体が弱かったとばかり思っていたのだが。あまり他人に話せないことだと感じ、罹患していることを家族だけには話したが。知識が乏しく、他者へうつす恐れがあるのではないか(湯呑茶碗などを通じて)、知られれば、会社を辞めさせられることも有り得るのかなとも考えた。

Q2B型肝炎の症状や治療で苦しかったこと、辛かったことはありますか。

上述の通りで、全身のだるさで、特に、若い頃、勉学に集中できず、大きなマイナスであった。この症状が何時まで続いたかはっきりとは記憶していないが、40代後半までではないかと思っている。罹患していることを知ったのはだるさが無くなった後の会社の健診でのことで、従って、治療は一切していない。

Q3治療以外で苦しかったこと、辛かったことはありますか。

上述のQ1の通りである。幸い、妻と子どもたちにはうつしていないことが分かり、一安心した。

Q4B型肝炎によって失ったものはありますか。

受験に集中できず、望みの大学に進学できなかった大きな要因であると感じている。

Q5B型肝炎給付金訴訟を知った経緯

給付金訴訟のことは、新聞等で知っていたが、治療等はしていないので対象外だと思い込んでいたし、手続きが大変だろうなとも。偶々、妻がインターネット上で見て貴事務所ASCOPEにたどり着き、小生のように現在症状が無くても対象であることを知り、貴事務所にコンタクト開始したものである。

Q6B型肝炎給付金訴訟の進行に関するご意見

何分小生のケースで60年以上前のことであり、果たして信頼に足るエビデンスが集まるか危惧しましたが、幸い亡くなった両親が提出すべき記録類を保管してくれたこと、姉妹が快く協力してくれがことにより諸種の資料整ったのはかなりの幸運であったのではないかと思う次第。小生のケースで、約1年半かかった。国側も闇雲に和解する訳にはいかないであろうが、もっと手続きを簡素化出来ないものか。途中まで行って、諦めた方も多数いるのではと推測される。B型肝炎の性質上、何が原因であったか突き止めるのはほぼ不可能であろうから、どこかで割り切った基準を設けるしかないのであろうが、「基準」をもっと緩めて即決していく方が、結局は総コスト(行政側と罹患者側とを合わせた)は安くつくし、罹患者側の負担も軽減されるのではなかろうか。

Q7和解したときの気持ち

一区切りついたか、と。ただ、計算できない「失ったもの」を考えると雀の涙かとも。反面、Q1で述べた如く、「体が弱い」からとの思いから、大学では柔道部で、社会人になってからはラグビー部で体を鍛えたことが財産になったことは実感している。また、今後も無料で定期的に健診を受けられることは大変有り難い。かかりつけの医師がよく理解して頂き、きっちりフォローしてくれていることが心強い。

Q8B型肝炎給付金訴訟に関して国の周知・広報活動に関して

新聞広告等が出されたかもしれないが、見た記憶がない。新聞記事では見た気はする。肝炎検査する医師・医院に周知、罹患者にアドバイスする等の方法が取れればカバー率が上がるのではと思う。

Q9今不安に感じていることはありますか。

現在は健康であるものの、先行きどうなるかは全く分からない。検査を続けるしか無いであろう。長生きの家系であるが、親の年齢まで生きられるかは不安が無いとはいえない。

Q10他の被害者の方に向けてのメッセージ。

やると決めたら、諦めないでやって欲しい。壁に突き当たっても何とか道はあるはずで、途中でgive upするのが一番非効率でもったいない。

Q11その他に何かお書きになりたいことがあったら自由にお書きください。

1 本訴訟は、予防接種が原因であるものを対象としているが、準国策の赤十字による献血も対象とすべきであろう。小学校上級生になってから毎年ほぼ全員学校で献血していた(させられていた)ので、小生のケースではどちらで感染したのか分からない。
2 必要なエビデンスはこれこれが望ましいが、ない場合は、これこれまたはそれそれで代用可とか、具体的に基準を公開すべきであろう。一寸驚いたのは、小学時代日本に居たことを証明しなければならないことであった。我々の時代、恐らく外交官等の公務員しか海外に出られないはずで、かかることを罹患者側が証明しなければ如何なものかと。政府側にデータが残っていると思われ、また、本人の自己申告で十分であろう。
3 手続きに時間がかかることに鑑み、基準を緩め、明確にして、一度give upした方々も含めて取り組めるよう、期限の延長を求めたい。