ASCOPE所属 女性弁護士・座談会
QUESTION / 01
アスコープに入所を決めた理由
司会
本日はASCOPE女性弁護士の座談会という事で、お忙しい中をお集まり頂きましてありがとうございます。まずは、先生方の簡単なご経歴を教えていただければと思います。
稲元弁護士
70期の弁護士の稲元と申します。東京大学のロースクールを卒業して、司法修習終了後、新卒採用でASCOPEに入所しました。
紺野弁護士
69期弁護士の紺野と申します。私は中央大学のロースクールを卒業後に、都内の法律事務所に3年ほど勤務した後、経験弁護士として、中途採用でASCOPEに入所しました。
司会
早速ですが、先生方がASCOPEに応募されたきっかけや、入所の決め手となった理由を教えて頂いてもよろしいでしょうか。
稲元弁護士
私は事務所の求人情報を見て、ASCOPEに応募しました。応募した理由としては、まずは一般民事の他にも、幅広い業務を取り扱っている点がありました。小さすぎる事務所ですと扱っている事件の種類が少ないですし、かといって、大きすぎる事務所ですとシステマティックに決められた業務しかできないイメージがありましたので、在席する弁護士が10人~20人という規模感にも、ASCOPEに魅力を感じました。
また、入所後には「個人事件」も受任したいという気持ちがありましたので、ASCOPEでは基本的に「個人事件」の受任が自由である、という点も応募の決め手になりました。
実際に採用面接で訪問すると、採用担当は男性のパートナー弁護士でしたが、とても話しやすくて、きさくな先生でした。そういった雰囲気の良さもあり、最終的にASCOPEに決めようと思いました。
紺野弁護士
私は、弁護士になる前から企業の人事労務問題に携わりたいと思っていました。前職の法律事務所で幅広く様々な案件に携わらせていただいたのですが、3年程勤務したところで、より多くの労務問題に対応したい、弁護士として労務に関する専門性を身につけたい、という考えが強くなりました。
ちょうどその頃、既知のASCOPEの先輩弁護士の方から、「現在、ASCOPEでは、特に経営者側の人事労務問題の対応に力を入れていて、経験弁護士の募集を行っているよ」といった話を伺いまして、ASCOPEでなら、自分の望むキャリアを積めるチャンスがあるのではないかと思いまして、転職を決意しました。
司会
なるほど、取扱い業務の多様性、個人事件の受任の自由さ、経営者側の労務事件を多く扱っている点などが、入所の決め手になったという事ですね。
QUESTION / 02
入所前の印象とのギャップや実際にASCOPEに入所して感じたこと
司会
それでは、実際にASCOPEに入所された後に、事前に持っていたイメージと「入所後の現実」との間で「ギャップ」などはありましたか。また、入所されてから感じたことなどがありましたら教えてください。
稲元弁護士
ギャップというか、入所前に思っていた以上に、実際の職場での「風通し」が良くてビックリしました(笑)。
先輩弁護士やパートナー弁護士との距離が、入所前に思っていたよりも近くて、とても相談しやすい環境でした。端的に言ってしまうと「職場の人間関係が良好」という事なのだと思いますが、他の法律事務所で働いている私の同期の弁護士に話を聞くと、思っていた以上に上下関係が厳しかったり、理不尽さに苦しんでいるといった話を聞きますので、ASCOPEの先輩の先生方の優しいお人柄には、とても感謝しています。
例えば、東京弁護士会では、刑事弁護の名簿に登録するためには研修の一環として、原則1件以上国選弁護事件を担当する義務があるのですが、新人にとっては初めての経験も多く、またお忙しい先輩の弁護士に気軽に質問することも難しいので、修習の同期もみんな悩んでいるようです。ASCOPEでは、元検察官の堤先生が、とても熱心に教えてくれるので、本当に有難かったです。堤先生だけでなく、ASCOPEの先輩の先生方には、アソシエイトに寄り添ってくれようとする姿勢を強く感じますね。
司会
確かに、ASCOPEの先生方は、事務局スタッフに対しても、フレンドリーでみなさんお優しいんですよね。大御所感のある先生がいると、アソの先生も事務局スタッフも相当気を使うという話は他所で聞いたことがありますが、ASCOPEではそういう話は皆無ですね(笑)
個人的には、事務所での教育・指導というよりも、先生方の持つ本来のお人柄のおかげなのではないかと思っています。そういった方が、集まりやすい空気感のある事務所なのかもしれないですね。
QUESTION / 03
ASCOPEならではの良さと
感じる点
司会
それでは、他の法律事務所から移籍された紺野先生にお聞きしたいと思いますが、他の法律事務所と比べて、ASCOPEならではの良さと感じる点にはどのような点がありますか。
紺野弁護士
そうですね、まずパートナーを含めて年齢が若い方が多いので、「世代ギャップ」のようなものを感じるケースがほとんどありません。
例えば、私と修習が同期ではなくても、年齢が近くて若い弁護士も多いです。これから新卒で入所される方にとっても、事務所に溶け込みやすいと思いますので、その点は安心かもしれないですね。
私自身が一番に感じるASCOPEならではの良さは、やはり「弁護士がチームとなって対応する」点だと思います。未知の案件や、困難な案件に直面した場合に、ひとりで対応できるかどうか、とても不安になるものですが、ASCOPEでは基本的に先輩弁護士とチームを組んで対応します。同じチームのパートナー弁護士や先輩方には相談をしやすい雰囲気なので、これは本当にありがたいな、と思っています。結果として、自分の弁護士としての成長スピードも上がりやすいと思います。
稲元弁護士
先ほど、私は「個人事件」の受任もしたくてASCOPEに入所したと話しましたが、紺野先生がおっしゃるような相談のしやすさは、自分の個人事件であっても同様ですね。「お前の個人事件なんだから、自分で考えろよ」と突き放される事はなく、自分で解決の糸口の見えない案件について、先輩の弁護士も親身に相談にのってくれます。
さらには、自分で「個人事件」として受任した後に、「これは自分一人で対応するのが難しいな…」と思った場合に、「個人事件」を「事務所事件」に変更することについても、気軽に相談に乗ってくれます。「個人事件」は、まだ経験の浅い弁護士にとっては、受けてみないと実際の難易度がわからないリスクもあるので、とても安心できます。
司会
相談しやすい環境というのは、新人にとっては有難いですし、大きな関心事ですよね。私も事務局スタッフの採用を担当していますが、「業務についての質問や相談しやすい環境かどうか」は、応募者からの質問でも、必ずと言っていいほどあがりますね。
QUESTION / 04
弁護士から見たアスコープの
「特色」は何ですか?
司会
それでは、弁護士の先生方から見て、ASCOPEならではの「特色」と思える点があれば、教えて頂いてもよろしいでしょうか。
稲元弁護士
やはり「業務の多様性」という点かと思います。さらに言えば、先輩弁護士ごとに得意な分野があるので、多様な案件について「質問・相談の窓口が多い」という事かなと思います。
パートナー先生だけでなく、シニアアソシエイトの先生ごとに、得意でいらっしゃる分野もあるので、例えば、交通事故の相談が来たらあの先生に相談しようとか、パートナー以外の先生にも相談しやすい環境だとは思います。
司会
確かに、パートナー弁護士の先生でも、人事労務案件のスペシャリストであったり、元検察官で刑事事件の専門家であったり、理系出身でIT関連の知識が豊富であったりと、業務の多様性を感じますよね。
パートナーの先生に、理系出身の先生が多いためか、IT技術や業務システムについての理解が深く、最新技術の導入に柔軟なのも、ASCOPEの「特色」といえるかもしれないですね。
紺野弁護士
私も、ASCOPEに入所して、「業務管理システム」がしっかりしていて、案件管理がシステムでしっかり一元化できているのに驚きました。
チームで対応するのがASCOPEの良さだとお話ししましたが、余計な負担なく情報共有をしっかり行えていることで、そのチームの連携性を高めていることが「ASCOPEのチームワークの良さ」につながっている気がしますね
司会
実は、システム開発会社とASCOPEとで、毎月、フィードバックのミーティングをしてまして、業務管理システムを効率化するための細かいアップデートを行っているんです。
パートナー弁護士の阿部先生が、情報通信に関する日本でもトップレベルの研究所のエンジニア出身でして、そのためか、このようなIT技術についての理解や導入・改善のスピードは本当に速いですね。
私は前職で開発関係にいたことがありますが、なかなかこのような豊富な知見とスピード感をもって改善を行うクライアントはいませんでした。システム開発会社の担当者さんは大変だと思いますが(笑)、本当に頑張って頂いています。
QUESTION / 05
弁護士業務でのやりがいや
難しさは何ですか?
司会
次に、ASCOPEでの弁護士業務を通じて、やりがいや難しさを感じた点があればお聞きしてもよろしいでしょうか。
紺野弁護士
やはり、誠意をもって対応した結果、クライアントから感謝の言葉をいただけたときや、クライアントから別のクライアントをご紹介いただけたときにやりがいを感じます。いつも助かっています、とか、いつもありがとうございます、という言葉は間違いなく私のエネルギーになっています(笑)
稲元弁護士
私は弁護士になる前から「医療過誤案件」に取り組みたいと思っていまして、ASCOPEに入所してから、実際に案件を担当することができました。
実際に取り組んでみると、医療過誤の案件は、証拠資料がとても膨大なため、精査するのに非常に時間がかかるのに加えて、高度で専門的な知識を必要とするので、想像以上に大変で難しい案件でした。
ただし、依頼者様の苦しまれている姿を見て、私としては自分にとってできる限りの対応をしたいと思いましたので、許可を頂いて、国会図書館に通い詰めるなどして、納得いくまで調査や研究をすることはできました。
なお、こちらの事件については、勝訴的和解の結果となりましたので、依頼者様にもご満足を頂けたかと思います。
QUESTION / 06
ASCOPEへの入所を検討・希望
される方へのメッセージ
司会
それでは最後になりますが、ASCOPEへの入所を検討・希望される方へのメッセ―ジを簡単に頂いてもよろしいでしょうか。
稲元弁護士
将来的にどのような業務に携わりたいとか、個人事件や事務所事件のどちらを対応したいかなど、まだ色々と悩んでいたりする方にとっては、業務が多様であったり、対応が柔軟なことが多い事務所なので、ASCOPEはオススメな事務所といえるかもしれないですね。
特に「女性」だからといって、何か区別があったりする事務所ではないので、その点はフラットだと思いますが、業務の調整さえすれば、他所と比べて「お休み」はとりやすい事務所だと思うので、その点は「女性目線」からすると安心な事務所かもしれないです。
紺野弁護士
先ほどお話したように、ASCOPEは案件を「チーム」で取り組んでいくことが多い事務所なので、チームでなにかを達成することが好きな方や、チームワークを大切にしながら自身も成長したい方には、向いている事務所なのかな、と思います。
是非ともそのような方たちに入所をして頂いて、一緒にASCOPEを発展させていけたら嬉しいですね。
司会
私からのメッセージとしては、仮にこちらの座談会の記事を見てASCOPEへの応募を決意される方がいらしたら、その旨を採用面接とかでお伝え頂けますと、事務局の広報担当者が喜びます(笑)
新しく入所される方と今いらっしゃる弁護士の先生方、事務局のスタッフのみんなで一丸となって、ASCOPEをさらに素敵な法律事務所にしていければと思います。先生方、本日はお忙しい中をありがとうございました。
今回の座談会については、当日も、カメラマンなどをASCOPEの事務局スタッフで分担して行い、笑い声に包まれたリラックスしたムードの中で行われ、結構、先生方のホンネに迫ることができたように思います。
ASCOPEには、いわゆる「先生」といった感じの堅苦しい雰囲気の弁護士もいらっしゃいませんし、弁護士の先生方と事務局スタッフで、和気あいあいとお仕事できるのも、ASCOPEならではの魅力だと思いました。
早く新型コロナウイルスの件が落ち着いて、また先生方や事務局のみんなと楽しくお食事したり、飲み会に行ったりするのが待ち遠しいですね。