ラオス首相が辞任 新首相にはソンサイ副首相
ラオスのパンカム首相(71)は2022年12月30日、第9期国民議会(国会)第4常会最終日の閉会式に辞任を表明し、同日付で、ソンサイ副首相(56)が新首相に就任した。
パンカム首相は、「自身は健康問題を抱えており、国が直面する重荷を負うことができない」として、辞任の理由を述べた。
パンカム首相は2021年3月に首相に就任した。ラオス国憲法によると、首相の任期は国会の任期と同様5年であり、最大2期連続までとなっているが、同首相の就任期間はわずか1年9か月であり、これまでの首相の中で最も短い就任期間だった。
国民議会は、ソンサイ副首相を新首相とする提案を賛成149、反対2で承認した。
ソンサイ新首相は、一党独裁体制ででラオス国を導いているラオス人民革命党の最高指導部の政治局メンバーで序列9位で、南部チャンパーサック県知事、副首相兼計画・投資相を歴任した。