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2020.05.31

アスベスト被害の概要

アスベスト被害の概要

目 次

第1 アスベストの概要
第2 アスベストの特徴
第3 アスベストによる身体への影響
第4 石綿関連疾患
第5 良性胸膜プラーク

第1 アスベストの概要

 アスベスト(日本語では石綿(いしわた・せきめん)といいます。)とは、蛇紋石や角閃石が繊維状に変形した天然の鉱石で、繊維性ケイ酸塩鉱物の総称です。
 ILO(国際労働機関)では、以下の6種をアスベストと定義しています。
≪蛇紋石族≫
・クリソタイル(温石綿,白石綿)
≪角閃石族≫
・クロシドライト(青石綿)
・アモサイト(茶石綿)
・アンソフィライト(直閃石綿)
・トレモライト(透角閃石綿)
・アクチノライト(陽起石綿)

(出展:国土交通省 『建築物のアスベスト対策』)




第2 アスベストの特徴

 アスベストは、直径0.02-0.35 μm(髪の毛の5、000分の1)程度の石の繊維の集合体であり、軽い綿状の形状をしているのが一般的です。このような性質から、さまざまな形への加工がたやすく、また、断熱性、電気絶縁性、耐酸性、耐アルカリ性、耐摩擦性、防音性といった性質に優れています。さらに、アスベストは、通常の環境条件下では半永久的に分解・変質しないといった性質も有しています。
 このような工業製品の原料等への優れた適格性から、さまざまな工業製品の原料として用いられました。

(出展:国土交通省『目で見るアスベスト建材』)




第3 アスベストによる身体への影響

 アスベストは、上記のように工業製品の原料等として優れた適格性を有していましたが、このような適格性の裏返しとして、アスベストは、人体に対する有害性も有していました。アスベストは、肉眼では確認できないサイズで容易に飛散し、肺に吸入されても繊維は分解されずに肺の組織内に滞留し続け、肺の繊維化やがん等の重篤な疾患を発症させる有害性を有していたのです。

(出展:国土交通省 『建築物のアスベスト対策』)

 また、アスベストを要因として発症する疾患については、石綿ばく露開始から症状がでるまで潜伏期間があるといわれています。

(出展:国土交通省ホームページ『アスベスト対策Q&A』)




第4 石綿関連疾患

 石綿関連疾患とは、石綿にばく露したことによって発症する疾患のことであり、労災認定において石綿ばく露による疾病と認められているものは以下の5つです。

(参照:独立行政法人環境再生保全機構ホームページ)

①石綿肺
 石綿肺とは、石綿を吸い込んだことにより発症するじん肺の一種です。じん肺とは、粒子を吸い込んだことにより線維化した肺のことをいいます。
 肺は、石綿等の粒子が蓄積されると線維化し、肺の繊維化が進むと酸素と炭酸ガスの交換を行う機能が損なわれるため、呼吸困難を生じさせます。
 石綿肺に罹患している場合、胸部エックス線では、両側下肺野(肺の下部)の線状影を主とする不整形陰影が見られます。また、通常、びまん性胸膜肥厚あるいは胸膜プラークを伴います。

≪潜伏期間≫
 石綿ばく露を開始してから10年以上経過して石綿肺の所見が現れます。
≪症状≫
 初期症状として労作時の息切れ、咳、痰が多くみられます。石綿ばく露を中止した後も症状が徐々に進展して呼吸機能の低下も徐々に進み、日常生活に障害をもたらし、在宅酸素療法が必要となります。

②中皮腫
 中皮腫は、肺を取り囲む胸膜、肝臓や胃等の臓器を囲む腹膜、心臓及び大血管の起始部を覆う心膜、精巣鞘膜にできる悪性の腫瘍です。

(出展:独立行政法人環境再生保全機構ホームページ)

≪潜伏期間≫
 石綿ばく露を開始してから発症まで40年~50年と非常に長く、20年以下は非常に少なく、10年未満の例はありません。
≪症状≫
 胸膜中皮腫では、息切れ、胸痛が多くみられますが、症状がない場合もあるといわれます。また、そのほか、咳、発熱、全身倦怠感、体重減少などもみられます。腹膜中皮腫では、腹痛、腹部膨満感、腹水貯留などがみられます。

③肺がん(原発性肺がん)
 原発性肺がんは気管支あるいは肺胞を覆う上皮に発生する悪性の腫瘍です。石綿肺や中皮腫とは異なり、石綿ばく露以外によっても生じうる疾患であり、喫煙も原発性肺がんの要因であるといわれています。

≪潜伏期間≫
 石綿ばく露を開始してから発症まで多くは30年~40年程度と長くなっています。
≪症状≫
 臨床的に咳、痰、血痰といった症状がよくみられますが、無症状で胸部エックス線や胸部CT 検査の異常として発見される例も存在します。

④びまん性胸膜肥厚
 びまん性胸膜肥厚は、臓側胸膜(肺を覆う膜)の慢性線維性胸膜炎の状態であり、通常は壁側胸膜(胸壁を覆う膜)にも病変が及んで両者が癒着していることがほとんどです。びまん性胸膜肥厚についても、石綿ばく露以外によっても生じうる疾患であるといわれています。
≪潜伏期間≫
 潜伏期間は高濃度ばく露群で30年、それよりも少し低い群で40年という報告があります。
≪症状≫
 呼吸困難、反復性の胸痛、反復性の呼吸器感染等がみられます。石綿ばく露に関連するびまん性胸膜肥厚は、石綿肺に合併したり、良性石綿胸水の後遺症として生じることが多いとされています。

⑤良性石綿胸水
 良性石綿胸水とは、石綿粉塵を吸入することによって、胸腔内に胸膜炎による滲出液(胸水)が生じ、胸腔内にこれが貯留されている疾患をいいます。
 良性石綿胸水は胸水の消失とともに治癒する疾患ですが、まれに胸水がひかずに被包化され、そのために呼吸機能障害が残る場合があります。

≪潜伏期間≫
 石綿ばく露開始から発症まで15年以内のこともありますが、平均40年と他の石綿関連疾患と同様長い潜伏期間がみられるとされています。
≪症状≫
 呼吸困難や胸痛といった症状がみられる場合もあれば、自覚症状がない場合もあります。




第5 良性胸膜プラーク


 良性胸膜プラーク(限局性胸膜肥厚)は、壁側胸膜の外側に生じた膠原繊維(コラーゲン)が増生した良性疾患です。

 良性胸膜プラークとびまん性胸膜肥厚は、胸膜の肥厚という点で共通していますが、びまん性胸膜肥厚は石綿ばく露以外の原因によっても生じうるのに対して、良性胸膜プラークは「石綿ばく露によってのみ発生すると考えて良」いとされており、また、「石綿ばく露量が多いほど胸膜プラークの発生率が高いことが報告」されています(厚生労働省『石綿ばく露労働者に発生した疾病の認定基準に関する検討会報告書』)

 このように、良性胸膜プラークは石綿ばく露の特異的所見であることから、石綿ばく露の有無や程度を判断するための重要な指標となります。

≪潜伏期間≫
 石綿ばく露開始からの経過年数と関連しており、ばく露開始から10年未満では発生しないが、15~30年を経て出現するとされています。また、20年を経過すると一部が石灰化する場合があります。
≪症状≫
 良性胸膜プラークそれ自体では肺機能の障害を伴いませんので、特に症状はありません。

以上

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