ラオスの消費者物価指数とインフレ率 (2022年11月)

ラオスの消費者物価指数とインフレ率(イメージ)

ラオスの消費者物価指数とインフレ率

(2022年11月)

 

インフレ状況

ラオスの 2022 年 11 月のインフレ率は前年同月比 38.5%(10 月では前年同月比 36.7%)となり、年始から増加し続け、4 か月連続で 30%を超える状況である。最も物価が上昇している品目は、交通・運輸分野(55.4%)、食料・飲料(42%)、レストラン・ホテル(30.97%)、日用品(30.41%)となっている。

コア CPI(※1)の状況:前月比 1.0%、前年同月比 31%。最も上昇している品目はインスタント食品・でん粉、調味料、ノンアルコール飲料、アルコール飲料・タバコ、衣類・靴、建材、日用品である。

ノンコア CPI(※2)の状況:前月比 1.4%、前年同月比 44.7%。最も上昇している品目は生鮮食品と燃料である。

11月の高インフレの原因
 

  • 対タイバーツ、米ドル、中国元でのキープ安が続き、輸入品の価格に対し大きく影響を及ぼしている。
  • 燃料価格が依然として大きく変動し、前年同月比で非常に高いため、他の品目の生産原価の上昇を起因している。
  • 取引相手国の消費者物価指数やインフレ率の上昇により、輸入品の価格が上昇している。

 


(※1) 402 品目(全商品・サービスの 82.9%、全消費ボリュームの 55.6%)から算出
(※2) 38 品目(全商品・サービスの 17.1%、全消費ボリュームの 44.4%)から算出