ベトナム、ラオスから石炭を運ぶためのコンベヤーベルト建設を承認

 ベトナムのクアンチ省当局は、ラオスから石炭を輸送するための全長6キロ以上のコンベヤーベルトの建設を承認した。このプロジェクトは、トゥオイ・チェ・ニュースによると、23.8ヘクタールの土地をカバーし、約5830万米ドル(約1.5兆ドン)の費用がかかる見込みである。

 

プロジェクトの詳細

 このコンベヤーベルトは、道路の劣化により石炭輸送が困難になったため、必要とされたものである。毎年3000万トンの石炭を輸送する能力を持ち、ラオスからベトナムへの石炭供給は、2030年までのベトナムのエネルギー安全保障を強化することが期待されている。また、ラライ国境検問所や国道15Dへの負担を軽減することも目的としている。

 

現在の状況と将来の展望

 コンベヤーベルトは、ラオス・ベトナム国境からクアンチ省ダクロン郡のA Ngo村の倉庫まで延びる予定である。過去2年間で、ラオスからベトナムへの石炭輸入は増加しており、現在ではラライ国境検問所を通過する石炭の量は日々約4000トンに達している。特に交通渋滞がない場合、石炭輸送量は12000トン(400~450台のトラック分)に達することもある。

 

追加のプロジェクト計画

 さらに、プロジェクトの投資者は、現在計画中の6キロのコンベヤーベルトに加えて、もう2つのベルトを建設することを提案している。これらのベルトは、ミートゥイ港とラオス・ベトナム国境およびセコング省の石炭鉱山を結ぶもので、総延長160キロのコンベヤーシステムを構築する予定である。

 この取り組みは、両国間の貿易とエネルギー安全保障を強化し、地域のインフラ発展にも大きく寄与することが期待されている。

この記事は、Vientiane Timesの記事を参考にしており、詳細な情報については、同紙の元記事(https://vientianetimes.org.la/freefreenews/freecontent_127_Vietnam_y24.php)をご参照ください。