ラオスとタイ、麻薬取引の取り締まりを強化へ

　ラオスとタイ両政府は、国境沿いの麻薬取引対策を強化するための協力を計画している。この取り組みは、ラオスのソンセイ・シパンデーン首相とタイのスレッタ・タウィシン首相の電話会談で議論された。

　タイ政府は、リスクの高い地域での合同パトロールの増加、調査協力の強化、麻薬生産者への代替収入源の提供、国境を接する地方の協力強化を提案した。これにより、麻薬の流通を根本から断つことを目指している。

　ラオス首相は、両国の友好関係と持続可能な発展のための協力を評価し、今後の協力に対する意欲を表明した。さらに、両首相は経済協力や電力グリッドの統合、麻薬問題への取り組みなどについても議論を行った。特に、電力グリッドの統合は、地域のエネルギー安全保障を強化し、経済発展を支える重要な要素として位置づけられている。

　麻薬問題は、ラオスとタイの両国にとって深刻な課題であり、その取り組みは国際的な支援と協力を必要としている。両国は、合同パトロールや調査協力を通じて、麻薬の流通を防止し、犯罪組織の摘発に努めている。さらに、麻薬生産者への代替収入源の提供により、麻薬生産の根絶を目指している。

（この記事はVientiane Timesの記事を参考にしており、詳細な情報は同紙の元記事をご参照ください）