タイとラオス、鉄道サービスで観光促進
2024年7月19日、新しいバンコク・ヴィエンチャン間の直通列車が運行を開始する。このサービスは、タイ国鉄(SRT)の快速134号であり、両都市間の旅行を容易にし、観光促進を図るものと期待されている。バンコク中央駅を21:25に出発し、翌朝9: 05にヴィエンチャンのカムサワット駅に到着する。帰りの列車はヴィエンチャンを18:25に出発し、バンコクに7:30に到着する予定である。
この新しい鉄道サービスは、タイとラオス両政府の共同プロジェクトであり、両国の鉄道システムを結びつけるものである。鉄道延伸工事は2013年に開始され、2023年に完成した。今回のプロジェクトは、観光と経済協力の強化を目指している。
タイ観光庁(TAT)は、この鉄道サービスが「ASEANのハブ」としてのタイの役割を強化し、観光と経済活動を促進すると期待している。TATのタパニー・キアトパイブーン総裁は、この新しいサービスが地域の旅行者に大きな利便性をもたらすと述べた。TATは、2024年に約977,000人のラオス人観光客から36.96億バーツの観光収入を見込んでいる。
この鉄道サービスにより、ラオスからの観光客が増加し、タイの観光産業が活性化することが期待されている。観光客にとって利便性が向上するだけでなく、両国間の物流の効率化も図られる。また、近隣国経済開発協力機構(NEDA)の支援を受けて進められており、地域統合の強化と両国の経済協力を促進する。
切符の価格と購入方法
以下のクラスと価格で提供される:
•三等扇風機付き座席: 281バーツ(201,196キップ)
•二等エアコン付き座席: 574バーツ(410,984キップ)
•二等エアコン付き寝台(上段): 784バーツ(561,344キップ)
•二等エアコン付き寝台(下段): 874バーツ(625,784キップ)
切符は7月20日からカムサワット駅で購入可能である。