ラオス首相、岸田首相と電話会談—両国の戦略的パートナーシップを深化
ラオスのソンサイ・シパンドン首相は、日本の岸田文雄首相と電話会談を行い、ラオスと日本の戦略的パートナーシップをさらに強化することを確認した。両首脳は、2025年に迎える国交樹立70周年と戦略的パートナーシップ10周年を記念する行事の共催を決定。また、経済、貿易、投資、観光分野での協力強化について議論し、2024年のラオス訪問やASEANサミットに向けた準備についても話し合った。
この会談では、ラオスと日本の長年にわたる友好関係の重要性が改めて強調された。特に、70年にわたる二国間関係と、両国間の戦略的パートナーシップの進展が注目されている。両国は、2025年に予定されている国交樹立70周年と戦略的パートナーシップ10周年を記念するための一連の行事を共催することで合意した。これにより、両国間の絆がさらに深まり、新たな協力の機会が広がることが期待されている。
会談では、経済、貿易、投資、観光分野での協力をさらに強化するための具体的な方法についても議論された。特に、ラオスと日本の間での直接チャーター便の開始が検討されており、これにより人的交流が促進され、2024年に予定されている「ラオス訪問年」には、日本のビジネスや投資家にとって新たな機会が生まれることが期待されている。
ラオス側は、岸田首相と高官級の代表団を2024年10月にラオスに公式訪問として招待する用意があることを表明。これには、ビエンチャンで開催されるASEANサミットと関連会議に合わせた訪問が含まれる。また、日本が提案する「アジアゼロエミッションコミュニティ」第2回サミットをASEANサミットと同時に開催することにも支持を表明した。
日本側は、ラオスが再生可能エネルギーとクリーンエネルギーの生産において大きな潜在力を持っていることを評価しており、今後の投資機会として期待している。この電話会談は、ラオスと日本の戦略的パートナーシップをさらに強化し、両国が共に発展するための重要な一歩となった。
この記事は、Lao News Agency (KPL)の記事を参考にしており、詳細な情報については、同紙の元記事をご参照ください。