よくある質問
- ラオスという国の概要について教えてください。
- 正式名称は「ラオス人民民主共和国」ですが、通称「ラオス(Laos)」と呼ばれています。
ラオスは、東南アジアのインドシナ半島に位置する共和制国家です。スイスやオーストリアのように「永世中立国」としても知られています。ASEAN加盟国のひとつです。
公用語はラーオ語(ラオス語)、公用通貨はキープ、仏教徒の多い国です。
首都はヴィエンチャン(Vientiane)、国土面積は約24万㎢(日本の国土面積の約60%程度)、人口は約691万人(2015年9月現在)です。1975年12月にラオス人民民主共和国が成立し、急速な社会主義化が行われましたが、1980年代半ばからは、国家主導の経済改革が行われて、市場原理の導入、対外経済開放を基本とする新経済メカニズムの導入が推進されました。
もっとも、現在でも主要産業は「農業」であり、人口の約78%が従事しておりGDPの40%程度を占めています。近年では、外国資本による経済発展の加速が進んでおり、外国資本に対する投資環境の改善化を目指して、国を挙げて積極的に取り組んでいます。
上記のような投資環境の改善化や経済特区の整備に加えて、労働賃金の安さもあり、近年では外資企業の清算拠点として注目を集めている国といえるでしょう。 - ラオス入国の際にビザは必要でしょうか?
- 1)観光目的で短期滞在の場合
この場合、2007年1月1日よりラオス入国のためのビザは不要となりました。
また、日本国籍の方で、下記の条件を満たしている場合には、ビザなしにラオスへの入国が可能です。
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・日本国旅券(パスポート)の残存有効期間が、入国時に「6ヶ月以上」あること
・入国目的が「観光」であること
・ラオスでの滞在日数が「入国日より原則15日間以内」であること
※なお、ビザなしで日本から渡航する場合でも、現地の空港等で「アライバルビザ」を取得すると「30日以内」であれば滞在が可能となります。
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<アライバルビザ発給可能なラオス空港>
・ヴィエンチャン・ワッタイ国際空港
・ルアンパバン国際空港
・パクセ国際空港
・サワンナケート国際空港2)ビジネス目的の場合
こちらのページをご覧の方は、ビジネス目的の方も多いかと思いますが、観光目的の場合と条件等が異なりますので、ご注意ください。
下記のいずれかにあてはまる場合には、「事前の長期滞在ビザ」の取得が必要となります。
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・滞在日数が30日間を越える場合
・観光以外の入国目的(ビジネス・親族訪問など)
————— - ラオスへ海外進出する方法にはどのような方法があるかを教えてください。
- ラオスへの海外進出については、主に以下の3つの方法があります。
1)業務提携契約の締結
日本側の企業が、ラオス国内にある法人と業務提携についての契約を締結して、事業を進める方法です。2)合弁企業の設立
日本側の企業とラオス国内にある法人とが共同して、合弁企業を設立して事業を進める方法です。3)現地法人の設立
日本側の企業が単独で全額の出資をすることで、ラオス国内に新たに法人を設立して事業を進める方法です。
合名会社による方法、有限会社による方法、公開会社による方法の3つの形態があります。いずれの方法を採用するにせよ、現地の法制度や許認可手続等に精通していない限り、ラオスへの事業進出には相当の困難を伴うことが想定されます。
ラオス進出に関する相談やお問い合わせ等がございましたら、ぜひお気軽に弊所へ一度ご相談下さい。 - ラオスの税制はどのようになっていますか?
- ラオスの税制度については、法人税(事業取得税)の他に、個人所得税やVAT(付加価値税)等についても詳細な知識が必要となりますので、日本とは異なる点も多くあり、注意が必要となります。
特にいわゆる法人税(事業取得税)については、ラオスでは原則として一律28%の法人税が課せられます。
また、規模の小さい法人や個人事業主については(正規の会計帳簿を作成していない場合)、別途の課税体系となっています。具体的には、業種ごとに設定がされている「みなし利益率」という数値を用いて課税所得額の計算を行います。その課税所得額に対して28%の税率を適用して法人税を計算する仕組みになっています。いずれにせよ、実体法的な側面に加えて、手続き的な側面についても、細かいルールに対する専門的な知識が必要となりますので、現地の税制に詳しい専門家に任せてしまう方がベターと思われます。
こちらについても、ご質問やご相談がございましたら、お気軽に弊所にご連絡ください。 - ラオスでもビジネス用のメール対応等をしたいのですが、現地のインターネット環境はどのようになっているでしょうか?
- ラオスでは、インターネットに関するインフラ環境がまだ整っていない状況です。そのため、接続が可能な場合にも、基本的には低速な回線(2G通信)でのネット接続となることが多いようです。
例えば、現地のホテルでも、インターネット接続が可能なホテルも多くはないので、事前にホテルにサービスの有無を確認しておくことをお勧めします。
また、日本のようにフリーのWi-Fiスポットやレストラン・カフェでの接続は、できないものと考えておいたほうが良いでしょう。携帯キャリアの海外用のローミングサービスを利用したり、海外用のWi-Fiルーターのレンタルを検討するなど、個人的にネットへの接続環境を事前に整えてから出発されるほうが、より安全だと思われます。