ラオスの消費者物価指数とインフレ率 (2023年7月)

ラオスの消費者物価指数とインフレ率(イメージ)

インフレ状況
ラオスの物価は、7月においても依然として上昇傾向にあるが、上昇速度が落ちていた。2023年7月の消費者物価指数は190.16、前年同月148.79に比べて27.8%上昇した(2023年6月では28.6%だった)最も物価が上昇している品目は、食料・飲料(37.81%)、レストラン・ホテル(32.8%)、衣類・靴(28.5%)、日用品(24.7%)、アルール飲料・タバコ(21.9%)、保健・医薬品(20.8%)、住宅・水道・電気・調理燃料(16.8%)、交通・運輸(14.5%)。

物価上昇の主な原因は、ラオスは輸入に依存していること、及びラオス通貨キープ安が続いていることである。キープの為替率はは対米ドル、対タイバーツで、2023年7月初旬は6月初旬に比べて4%、昨年同時期に比べて19%安くなったため、輸入品もそれに基づき値上がりとなる。また、キープ安だけではなく、燃料やタイ製の日用品等が輸入元の価格も上昇していることもラオスのインフレを加速した。

出典:ラオス国立統計センターの消費者物価指数報告書(2023年7月)