ラオスの貿易統計

ラオスの貿易統計

 ラオスの貿易規模は年々増加し続けている。国内産業が少なく、輸入に依存していたために、長年貿易赤字に悩まされたラオスだったが、過去4年では電力や鉱物の輸出が順調に増加することもあり、貿易黒字を遂げている。2022年では約68億ドルの輸入額に対し、輸出額が約82億ドルとなり、輸入額の約14億ドルを上回った。主な輸出品は電力、金塊、鉱物、農産物、紙製品等であり、他方主な輸入品は化石燃料、機械、車両及びその部品、プラスチック製品、電化製品や日用品となっている。
 主な貿易相手は隣国のタイやベトナム、中国、カンボジアの他、インドや日本、オーストラリア、スイス、ドイツ、アメリカ等との貿易も増え、ラオスの国際市場での存在感を高めている。
 また、経済成長率では、高度な経済成長を20年間継続的に遂げてから、2020年ではコロナの影響によりマイナス成長まで落ちたものの、2021年では2.26%、さらに2022年では2.49%の実質成長率となり、徐々に回復している。
 本報告書は、ラオスの貿易統計を紹介する。


出典:
- ラオス商工省統計
- ADB報告(実質経済成長率について)