ラオスの消費者物価指数とインフレ率 (2024年2月)

ラオスの消費者物価指数とインフレ率(イメージ)

ラオスの消費者物価指数とインフレ率

(2024年2月)

インフレ状況
 ラオスのインフレ率は2024年2月に約25%で変動しました。最も物価が上昇したのはレストラン・ホテル部門と衣類・靴部門で、どちらも35.1%でした。保健・医薬品部門が32.5%、食料・非アルコール飲料部門が25.5%、交通・輸送部門が22.6%の上昇を記録しました。

 さらに、前月比ではインフレ率が2.1%上昇しました。この中で最も大きな変動が見られたのは、住宅・水道・電気・調理燃料部門で3.1%(特に賃借料が4.2%上昇)、セメントが5%、加工木材が4.8%、石材・砂が2.6%、アルコール飲料・タバコ部門が2.8%、衣類・靴部門が2.5%、娯楽・休暇部門が2.3%、そして食料・非アルコール飲料部門が2.2%上昇しました。

 2月のインフレ率の上昇要因として、①旧正月などのイベントに伴う生鮮食品の需要増加、②生産およびサービスの主要な原価である石油価格の上昇、③ラオス通貨の安定性の維持に関する懸念が挙げられます。

目的別家計消費分類

(2015年 = 100)

消費者物価指数とインフレ率

出典:ラオス国立統計センターの消費者物価指数報告書(2024年2月)