ラオスの消費者物価指数とインフレ率 (2022年12月)

ラオスの消費者物価指数とインフレ率(イメージ)

ラオスの消費者物価指数とインフレ率

(2022年12月)

インフレ状況

ラオスの2022年12月のインフレ率は前年同月比39.3%(11月では前年同月比38.5%)となり、年始から増加し続け、5か月連続で30%を超える状況である。最も物価が上昇している品目は、交通・運輸部門(50.4%)、食料・非アルコール飲料(45.9%)、レストラン・ホテル(32.2%)、日用品(32.1%)、その他の商品・サービス(25.3%)である。

12月のインフレの主な原因は依然として対タイバーツ、対米ドル、対中国人民元のキープ安である。現地通貨安により輸入品全般及び生産活動に必要とする輸入原料の価格上昇に影響を及ぼしているため、国内に流通している商品が全体的に価格上昇している。

なお、前月比では全体的に大きな価格変動は見られなかった。むしろ、燃料価格は-8.9%下落したことにより、交通・運輸部門の物価では -1.7%下落した。