ラオス大統領、インフレと通貨安に対処を指示

　2024年7月15日、ラオスのトンルン・シースリット大統領は、政府に対し、高インフレ率の抑制とキープ通貨の価値低下の阻止を指示した。政府は消費者物価を抑え、生活費を安定させるための具体的な対策を講じる必要がある。また、外国通貨準備の増強、非必需品の輸入削減、金の備蓄強化も求められた。さらに、腐敗の撲滅と違法な財産の収集も強調された。

具体的な指示

• インフレ抑制と生活費の安定化:生活費がすべての市民にとって手頃な範囲に収まるよう、消費者物価を抑制。
• 外貨準備の増強:投資と輸出からの外貨を銀行システムに流入させる。
• 金の備蓄:外貨の使用を減らし、金の備蓄を増やす。
• 腐敗の撲滅:開発プロジェクトの転売や自然資源の横領を防ぐ。
• 債務回収と違法財産の没収:犯罪者からの債務回収と財産没収を徹底。

経済の現状

　ラオスのGDP成長率は現在4.7％であり、経済は健全な成長を示しているが、巨額の債務が依然として課題である。政府は幅広い資金源からの追加資金を求め、適時に債務を支払うことを目指している。

（この記事は Lao News Agency (KPL)の記事を参考にしており、詳細な情報については、同紙の元記事をご参照ください）