ラオスとベトナム、犯罪者引き渡し条約を締結

 2024年7月17日、ラオスとベトナムの政府は犯罪者引き渡し条約を締結した。この条約は、両国間の犯罪者引き渡しの基本原則と方法を定めている。引き渡しの対象となる犯罪、拒否と考慮の手続き、送受信のチャンネルなどが明示されている。

 この新しい条約は、1998年にハノイで署名された民事および刑事事項に関する法的支援条約を補完するものであり、ラオスの引き渡し法に基づいている。ラオス側の引き渡し担当機関は最高人民検察庁、ベトナム側は公安省である。

 この条約は、両国間の犯罪者引き渡しを円滑にし、犯罪者が自国で裁かれることを保証するものである。これにより、国境を越えた犯罪活動の抑制と両国市民の権利保護が強化される。また、この協定は両国間の友好関係と協力をさらに深めるものであり、特にラオスの最高人民検察庁とベトナムの公安省との連携を強化することが期待されている。

 今回の締結により、ラオスとベトナムは法的協力を強化し、地域の安全と法の支配を推進するための基盤を築いた。今後、両国はさらなる協力を通じて、国境を越えた犯罪対策と市民の安全を確保していくことが期待される。

(この記事は Vientiane Times の記事を参考にしており、詳細な情報については、同紙の元記事をご参照ください)