セコン県の風力発電所プロジェクト、80%以上の進捗達成

 ラオス南部のセコン県とアッタプー県で建設中の風力発電所が、80%以上の進捗を見せている。このプロジェクトは、東南アジア最大級の風力発電所となり、完成時には600メガワットの発電能力を持つ予定である。総工費は9億米ドルを超え、2025年の運用開始が見込まれている。133基の風力タービンが設置され、発電された電力はベトナムの電力会社に販売される計画である。

 プロジェクトは、ダックチュン郡およびサンサイ郡で進行中であり、地域の経済発展に重要な役割を果たすと期待されている。セコン県知事のレックライ・シビライ氏は、現地視察の際に、プロジェクトの進捗状況を確認し、開発会社および建設業者に対して、プロジェクトが地域社会に利益をもたらすことを強調し、安全かつ効率的に建設を進めるよう指示した。

 この風力発電所は、ラオス初の風力プロジェクトであり、地域社会に雇用を生み出し、貧困削減にも寄与することが期待されている。また、このプロジェクトはラオスのエネルギー多様化の一環として、国内消費と輸出の両方に貢献する重要な戦略的開発であるとされている。

 2025年の完成に向けて、プロジェクトは順調に進行しており、ラオスのエネルギーインフラの向上と環境保護に寄与することが期待されている。このプロジェクトが成功すれば、ラオスは東南アジアにおける再生可能エネルギーのリーダーとしての地位を確立することができる。